「Japan Innovation Leaders Summit」に行ってきました
昨日、リクルートさん主催の「Japan Innovation Leaders Summit」に行ってきました。
MIT教授の石井裕教授、Greeの田中良和さん、元はてなで、現在Greeの伊藤直也さん、DeNAの森安功さんなど、そうそうたるメンバーでした。
各セッションで印象に残ったことをすこしばかりまとめてみます。
MIT石井教授
Merrill Lynch プレゼン/インターネットの行き先〜リアルって何?〜【後篇】
のブログで紹介されており、「タンジブル」という言葉がよくわからずググったのですが、39歳でMITの教授になり、MITで唯一の日本人教授!だということを2ヶ月前くらいに知りました。
また、「gestural interface for chinematic design」に感動。
映画、マイノリティ・リポート 特別編 [DVD]でみたようなインタフェースがすぐそこまできていたなんて!!
MIT石井教授講演の中で印象に残った名言集
出過ぎた杭は打たれない
人生はWhyの連射法である。偶然は一切無い
“The best way to predict the future is to invent it.”
Alan Kay
""The future is already here – it's just not evenly distributed.""
William Gibson
life is short. (人生は短い。)
しかし、やりたいことがたくさんある。
2200年に生きている人々に自分たちは何を残すことができるか?
何かを生み出すエンジンは、飢餓感と屈辱である。
屈辱はプライドがないと生まれない
*参考にさせていただいたブログ
http://d.hatena.ne.jp/noid/20101119/1290186015
Gree田中社長
2003年ごろ、まだ、インターネットがポータルや検索の時代だったころに、楽天に勤めていた田中社長は、海外でSNSという面白いサービスがあるにもかかわらず、日本にはサービスすらないことに憤りを感じ、楽天で忙しく働いたあと、
11時帰宅
↓
4時までGree開発
↓
9時に会社
という生活を一年程続けていたそうです。
また、Twitter,facebook,google,yahoo など、世界中の人が利用するサービスが日本でなぜできないのか?
シリコンバレーでしかそういうサービスができないと考え方自体が負け組。
とおっしゃっていました。
マーケットがあるから創るのではなく、自分が創りたいから創る
そんな田中さんのような発想から、価値あるサービスが生まれてくるのかもしれません。
DeNA森安さん
ビッターズ
モバオク
モバゲータウン
これらはすべて同じエンジニアが一人で作った。
また、日本の企業にありがちなのが、
マネージメント
↑
コードをばりばり書く
日本では、この形のキャリアパスしかなく、死ぬまでコードを書いていたい人のための環境が整っていないことを指摘されていました。
そのとき、石井教授は、「Generalな力を日本企業では求められるが、ノーベル賞をとるような研究者は、ひとつのことをずっとやっている。」とコメントを返していました。
キャリアの考え方には人それぞれあるとは思いますが、僕みたいに、いずれはマネージメントもやってみたいと思うタイプがいる一方、ひとつのことを死ぬまでずっとやっていたい人がいる。
しかし、多くの人が認める、価値あるものを作れるのは後者なのかもしれないと感じました。